【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう~けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?~
文庫部門 第2位ですわ
本作は、理屈で理解しようとなさいますと、一拍ほど遅れてしまいますの。
先に押し寄せてまいりますのは、勢い、笑い、そして
「いま、わたくしは一体なにを拝見しておりますの?」という、上品な困惑でしてよ。
現代ダンジョン、配信文化、お嬢様口調。
それらが丁寧に手を取り合う前に、拳が飛び、コメントが流れ、物語はお構いなしに前進なさいますの。
優雅であることと、常識的であることは、決して同義ではございませんわ。
本作はその一点を、最初から最後まで、いささかも揺らがせませんの。
✏️ 作品概要(あらすじ)
チンピラお嬢様、爆誕ですわ!
「はぁ、今日も視聴者0、登録者3……。向いてないのかしら、わたくし……」
ドレス姿でダンジョン攻略するお嬢様系配信者、山田カリン(16)。
しかし動画は伸びず、一年たっても底辺をさまよっている。
そんなある日、カリンはダンジョン下層で妙な男を発見する。
「そんじゃいまから爆破すっからな~」
その手には国が禁じる危険物質が――
「なにやってんだてめぇオラアアアアアアア!」
「ぐはぁぁぁっ!?」
迷惑系配信者をボコったカリンは、チンピラお嬢様として人気に火が付いて……!?
おハーブすぎるダンジョン無双バズ、開幕ですわ!
✨ 筆者がプッシュする魅力3選
1. お嬢様というロールが、いささかも剥がれませんの
本作の主人公は、礼儀正しいわけでも、由緒正しき育ちでもございませんわ。
けれども「お嬢様である」という姿勢だけは、いかなる状況においても崩されませんの。
怒鳴りましても、殴りましても、迷惑系配信者を病院送りになさっても、
語尾も所作も、最後まで立派なお嬢様のままでしてよ。
この徹底ぶりこそが、笑いを偶然ではなく、必然へと昇華させておりますの。
2. 配信形式そのものが、物語の原動力でしてよ
ダンジョン攻略というものは、本来、独り言が増えがちでございますわ。
ですが本作では、配信という形式そのものが、状況説明と感情の受け皿となっておりますの。
主人公の常軌を逸した行動は、即座に反応され、ツッコミが入り、空気が更新され続けますわ。
物語のテンポが一切失速なさらない理由は、ここにございますの。
3. 勝ち方が、毎回どう考えてもおかしいですわ
無双であること自体は、最初から明白でございますの。
それでも読み進めてしまいますのは、「どのように勝つのか」が毎度ズレているからでしてよ。
力押しでありながら雑ではなく、雑でありながら破綻なさらない。
一冊を通して、同じ勝利が一度たりとも繰り返されませんの。
✅こんな人にオススメ
- 理屈よりも勢いで物語を浴びたいお方
- 主人公の軸が最後まで微動だにしない作品がお好みのお方
- 真面目な設定が、真顔で破壊されていく展開を愉しめるお方